MS家も住み始めて8ヶ月。
そろそろあの季節がやってきました。
木材のお手入れ!
床や家具を手入れして
これからずっと
使えるようにしよう!
ベア「家具の手入れなんて
年中やってるじゃない!
家具オタクなんだから」
椅子はね!椅子は月一ぐらい。
それは趣味!
でも木材は別なんだよ。
オイルやワックスを
広範囲で使うから
半年に一回〜年1回くらいがいい。
君らも手伝うんだよ。
ポニ「めんどくさ…」
君は前回学ばなかったのかい?
木は木材となっても生きている。
冬になると乾燥し
ひどいと割れてしまう。
無垢の床は特にそう。
だから年に1回はオイルまたは
蜜蝋ワックスで手入れして
乾燥を防いであげよう。
ベア「じゃあまず水ぶきして…」
ちょっと待った!
ベアくんそれは注意が必要!
木は水分を吸ったりはいたりする。
だから過度な水は木の変形に
繋がってしまう。
特にオイル塗装は注意が必要。
オイル塗装とウレタン塗装
の話は前にしたね。
ウレタン塗装は樹脂系で表面を
固めてしまう感じ。
MS家のキッチン天板は樹脂系。
表面をガッチリガードしてるから
水がとんでも大丈夫なんだ。
一方で木の温かみという点では
オイルの塗装には負けるけどね。
オイル塗装はしみ込む系。
MS家の木製家具や床がそうだ。
木がオイルを染み込みながら
色がついてツヤがでる。
保護力はウレタンに負けるけど
木の味わいはこっちが上だよ。
だからオイル塗装は水を
弾くわけではない。
むしろ水滴はシミになる。
つまりMS家の無垢オイル塗装の床を
水たっぷり雑巾で掃除をすると
木が変形してしまう。
どうしても汚れた時には
固く絞った雑巾でふくけど
普段は水ふき禁止なんだ。
だからMS家の場合は基本は掃除機と
オイルや蜜蝋ワックスになるんだ。
今回は蜜蝋を使うよ。
ポニ「待って!オイルと蜜蝋って
何が違うの?」
いい質問だ!説明しよう!
こちらの表をご覧ください↓
つまりはオイルって
勝手に染み込む系。
蜜蝋ワックスは
ハンドクリームみたいに
刷り込んでなじむ系。
試しに木の棒につけてみよう。
オイルだとすぐにしみ込むけど
蜜蝋は表面に乗っかったまま。
だけどこすって放置すると…
蜜蝋も染み込んでいく。
オイルの方が勝手にしみるから
一見簡単に見えるよね?
でもオイルがしみこめる量は
限られている。
人間が食べる量が限られるのと同じ。
オイルは
「数十分〜数時間乾かして」
「拭き取る作業」が必要。
じゃないと着色系オイルだったら
衣服に色がついてしまうよ。
一方蜜蝋の場合は
刷り込ませて終わり。
それぞれ一長一短なんだよ。
けど床の場合は面積広いから
蜜蝋の方が楽かもね。
今回は
床→蜜蝋ワックス
テーブル→オイル
でやっていくよ。
まず床から。
①下準備
蜜蝋ワックスは
埃やゴミと一緒になると
固まって汚くなる。
だから事前によーく掃除機をかけ
どうしても汚いよごれだけ
固く絞った雑巾で綺麗に。
あと毛羽立ちがひどいとこは
800番のヤスリで綺麗に。
椅子さんたちはもちろんよける。
待っててね。
②蜜蝋ヌリヌリ
塗り方は簡単だけど
コツがあるよ。
はい、じゃあワクワクさん
実演ね!
まず捨ててもいい布巾を用意。
捨ててもいいっていうのがポイント。
蜜蝋を少量取ります。
床材を一本ずつ磨くように
擦り付け
最後に全体に広げるようにして
拭き取れば終わり。
でき上がりの目安は
靴下でやや滑るかなくらい。
しっかり馴染ませて
過剰につけすぎないこと。
正直見た目はあまり
わからない。
でも手触りが全然違う!
さらっとすべすべ。
ただ輪染みができたところは
ワックスである程度消えるよ。
一方で見た目が変わるのが
オイルフィニッシュ。
今回はエクステンションテーブル
ことビヨーン伯爵を綺麗にしよう。
今回使うのはワトコオイルの
チェリー色。
①下準備
汚れを落とし
削れはヤスリでならす。
②オイルを塗る
ウエスで木目に沿って
満遍なくヌリヌリ。
塗装の剥がれはやや
念入りに。
こんな感じでウェットに。
さっきの剥がれが
もうこうなった!
③放置して拭き取り
数時間放置すると
余分な油が浮いてくる。
そのあと綺麗なウエスで
しっかり拭き取り。
着色剤がつかなくなるまで。
④床材を塗る
③で終わってもいいけど
より着色を長持ちさせ
水分をブロックするために
床材を塗ろう。
リンレイはこぼれやすい。
トレーや敷物の上で綺麗なウエス
に液を含ませる。
あとは満遍なく塗る。
乾きやすいから時間勝負!
固まったら汚くなる…
完成!
完成したけど最後に
すごーく大事なこと。
オイルや蜜蝋ワックスに
使った布巾やウエスは
水に含ませて捨てよう。
そのままにすると
自然発火して危険!!
なので最初に
「捨ててもいい」布巾を
オススメしたわけです。
床もテーブルも綺麗になったね。
今回は1階全部の床と客間の床、
テーブルをやったけど
半日かかった…
結構大変な作業。
それでも長く暮らしを
共にするには大事な作業。
蜜蝋もオイルもそれぞれ良さが
あるので使い分けが大事。
お手入れで皆さんの家具や床が
長く愛され続けますように。
なんだか手入れしてたら
あの場所が気になってきた…
次はオイルを使って
あの場所をちょっと変身させよう。
☆追記:続きはこちら。棚がオイルで変身!