はーあ…
ベア「姐さんどしたの?」
最近のテレビは無茶苦茶だよ…
特に先日の某番組のラオスの件。
嫁氏はすごく悲しくて
残念だよ…
MS家はNetflixだけでテレビないし
関係者でもないから
本当のところはわからない。
でもさこれ国際問題だよね。
だって国が動き出したもん。
記事にはこう書いてあった。
「日本人は誠実な
人たちだと思っていた。
今後は、もっと申請を
精査する必要がある」
一つのテレビ局のやったことで
日本がこんな風に思われてしまう。
これまで前向きな交流があったのにね…
テレビの番組にしても
家具や家にしても
モノ作りにおいて
誠実さって大事だと思うんだ。
先週ギャッベ展に行きました。
前の記事ではおじさんと
遊牧民のお母さんたちに焦点。
でもね作っているのは
お母さんたちだけじゃない!
ギャッベはいろんな手順を踏んで
いろんな人が関わって
作られているんだ。
※以下この本を参考。
ギャッベを作る手順は
動画で見るとこんな感じ。
①羊を育てる
②糸にする
③染める
④織る
⑤焼く!ファイヤー!!
⑥洗う
⑦整える
ナウガ親分「これは
すごい工程だゾォ!!」
そうなんだよ。
大きなギャッベは織るだけでも
一人で1年かかることがある。
それを材料の羊さんから始まり
最後の整えるまで行くまで
かなり細かい工程だよね。
そしてそこにはお母さんだけでなく
いろんな人の手が加わっている。
どの工程でも担当職人さんの
プロの技が必要であり
手抜きが許されない。
一人一人が誠実に本気で
仕事に取り組んでいる。
だからこそ
触り心地がよく
普段のお手入れがしやすく
100年以上も使えるような
いいものが出来上がるんだ。
北欧家具も作り手たちの
共同作業から生まれる。
ベア「連携って?
デザイナーさんがデザインを描き
職人さんに指示するんじゃないの?」
北欧家具ではデザイナーと職人が
同じ立場でコミュニケーションを
取りながら作られてたんだよ。
上からあーだこーだ指示でなく
モノ作りするパートナーとして。
デイベッド閣下を作ったウェグナーもそう。
MS家のテーブルを作ったカイさんは
復刻版製作を見に日本に来てくれる。
時代を超えたデザインの高さ
直しながらずっと使える質の高さ
これはデザイナーと職人が協力して
誠実に情熱的に仕事するからだ。
家づくりもそうだよね。
MS家は家を建ててもらう時
いろんな人にお世話になった。
ほとんど毎日現場に通い
職人さんの様子を見せてもらい
話を聞いた。
工務店さん
設計士さん
大工さん
タイル職人ひふみん
左官屋さん
電気工事やさん
水道屋さん
ウッドワンさん
タイルパークさん
サンワカンパニーさん
などなど書ききれないくらい。
皆さんがプロのお仕事をしてくださった
おかげでMS家は今こうしてある。
居心地よく
後悔がほとんどない家。
誠実に丁寧に仕事していただき
誰か一人欠けてもできなかった。
本当にありがたい。
材料から設計製作、販売に至るまで
あらゆる点で関わる人たちの
情熱と真摯さを感じる。
MS家がやるのはリペアやDIYくらい。
だから職人さんの本当の大変さは
話を聞いて想像するしかない。
そんな中で思ったのが
ものづくりは一人ではできない
ということ。
すべての人が誠実に向き合って
心血を注いでやっと出来上がる。
モノとは物質だけでなく
映画、テレビ番組、音楽…
いろんな人が関わって
伝えたいこと感じてほしいことを
オリジナルで作るならものづくりだ。
そして本来メディアさんは
そうあるべきであると思う。
問題になった某番組は
あまり見たことないけど
実家などで見た時は面白いと
思う企画もあった。
それに学校で働いている時は
生徒が前日の某番組の話をして
目を輝かせることがあった。
「先生!アタシいつか
イタリアへ行くんだ!」って。
今まで狭い世界で生きてきた生徒には
世界観を変えることもあった。
人の行動や心を動かせるなんて
すごい仕事だ。
だからこそ某テレビ局さんの
振る舞いは残念だ。
数字だけのために
他国の文化を捏造し
相手国を失望させた。
日本とラオスの関係が
悪くなる可能性も作った。
さらには説明を求められ
「コーディネート会社が」
「コーディネート会社のせいで」
と人のせい…うーん…
それはプロのものづくりかな?
ウェグナーが失敗したとき
「ワシじゃない!
弟子のせい!」
なんて言ってたら
今も愛される家具は
なかった。
(彼は言わないと思うけど)
MS家にTVないけど
映像は時に人に感動を与え
人を喜ばせることがある。
テレビ離れが進むとはいえ
未だに影響力も大きい。
そんなすごい仕事をしているのだ。
作り手として誠実であってほしい。
ギャッベのように
北欧家具のように
MS家に関わった方のように。
ものづくりに携わる方には
人に愛される人を喜ばせる
いいものを作ってほしい。
いいものは人の心を動かし
人を幸せにする
と嫁氏は信じています。