北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

MENU

ものづくりは誠実さ。ラオスの件を家づくりから考える

ニュースに思う…

はーあ…

 

ベア「姐さんどしたの?」

f:id:mashley_slt:20181113000226j:plain

 

最近のテレビは無茶苦茶だよ…

特に先日の某番組のラオスの件。

 

嫁氏はすごく悲しくて

残念だよ…

 

MS家はNetflixだけでテレビないし

関係者でもないから

本当のところはわからない。

 

でもさこれ国際問題だよね。

だって国が動き出したもん。

 

記事にはこう書いてあった。

「日本人は誠実な

人たちだと思っていた。

今後は、もっと申請を

精査する必要がある」

 

一つのテレビ局のやったことで

日本がこんな風に思われてしまう。

 

これまで前向きな交流があったのにね…

ラオス基礎データ | 外務省

 

テレビの番組にしても

家具や家にしても

モノ作りにおいて

誠実さって大事だと思うんだ。

f:id:mashley_slt:20181113011516j:plain

 

 

 

 

ギャッベができるまで

先週ギャッベ展に行きました。

 

前の記事ではおじさん

遊牧民のお母さんたちに焦点。 


でもね作っているのは

お母さんたちだけじゃない!

f:id:mashley_slt:20181113011446j:plain

 

ギャッベはいろんな手順を踏んで

いろんな人が関わって

作られているんだ。

 

※以下この本を参考。

f:id:mashley_slt:20181113003026j:plain

 

ギャッベを作る手順は

動画で見るとこんな感じ。

①羊を育てる 

f:id:mashley_slt:20181113003234j:plain

 

②糸にする

f:id:mashley_slt:20181113003259j:plain

 

③染める

f:id:mashley_slt:20181113003314j:plain

 

④織る

f:id:mashley_slt:20181113003326j:plain

 

⑤焼く!ファイヤー!!

f:id:mashley_slt:20181113003341j:plain

 

 

⑥洗う

f:id:mashley_slt:20181113003353j:plain

 

⑦整える

f:id:mashley_slt:20181113003411j:plain

 

 

ナウガ親分「これは

すごい工程だゾォ!!」

f:id:mashley_slt:20181113003501j:plain

 

そうなんだよ。

 

大きなギャッベは織るだけでも

一人で1年かかることがある。

 

それを材料の羊さんから始まり

最後の整えるまで行くまで

かなり細かい工程だよね。

f:id:mashley_slt:20181113003605j:plain

 

そしてそこにはお母さんだけでなく

いろんな人の手が加わっている。

f:id:mashley_slt:20181113003638j:plain

 

どの工程でも担当職人さんの

プロの技が必要であり

手抜きが許されない。

 

一人一人が誠実に本気で

仕事に取り組んでいる。 

f:id:mashley_slt:20181113003710j:plain

 

だからこそ

触り心地がよく

f:id:mashley_slt:20181113004011j:plain

 

普段のお手入れがしやすく

f:id:mashley_slt:20181113003954j:plain

 

100年以上も使えるような

いいものが出来上がるんだ。

 

職人+デザイナ=北欧家具

北欧家具も作り手たちの

共同作業から生まれる。

 

ベア「連携って?

デザイナーさんがデザインを描き

職人さんに指示するんじゃないの?」

f:id:mashley_slt:20181113004135j:plain

 

北欧家具ではデザイナーと職人が

同じ立場でコミュニケーションを

取りながら作られてたんだよ。

 

上からあーだこーだ指示でなく

モノ作りするパートナーとして。

 

デイベッド閣下を作ったウェグナーもそう。

f:id:mashley_slt:20181113004240j:plain 


MS家のテーブルを作ったカイさんは

復刻版製作を見に日本に来てくれる。

f:id:mashley_slt:20181113004423j:plain

 


時代を超えたデザインの高さ

 

直しながらずっと使える質の高さ

 

これはデザイナーと職人が協力して

誠実に情熱的に仕事するからだ。 

f:id:mashley_slt:20181113004538j:plain

家づくりに携わる人々

家づくりもそうだよね。

MS家は家を建ててもらう時

いろんな人にお世話になった。

f:id:mashley_slt:20181113004815j:plain

 

ほとんど毎日現場に通い

職人さんの様子を見せてもらい

話を聞いた。

f:id:mashley_slt:20181113004838j:plain

 

工務店さん

設計士さん

大工さん

タイル職人ひふみん

左官屋さん

電気工事やさん

水道屋さん

ウッドワンさん

タイルパークさん

サンワカンパニーさん

などなど書ききれないくらい。

f:id:mashley_slt:20181113004920j:plain

 

皆さんがプロのお仕事をしてくださった

おかげでMS家は今こうしてある。 

f:id:mashley_slt:20181113005009j:plain

 

居心地よく

後悔がほとんどない家。

 

 

誠実に丁寧に仕事していただき

誰か一人欠けてもできなかった。

f:id:mashley_slt:20181113005113j:plain

 

本当にありがたい。

 

全員が誠実に向き合うこと

 

材料から設計製作、販売に至るまで

あらゆる点で関わる人たちの

情熱と真摯さを感じる。

 

MS家がやるのはリペアやDIYくらい。

f:id:mashley_slt:20181113005628j:plain

 

だから職人さんの本当の大変さは

話を聞いて想像するしかない。 


そんな中で思ったのが 

ものづくりは一人ではできない

ということ。

f:id:mashley_slt:20181113005727j:plain

 

すべての人が誠実に向き合って

心血を注いでやっと出来上がる。

 

モノとは物質だけでなく

映画、テレビ番組、音楽…

いろんな人が関わって

伝えたいこと感じてほしいことを

オリジナルで作るならものづくりだ。

f:id:mashley_slt:20181113005856j:plain

 

そして本来メディアさんは

そうあるべきであると思う。

 

問題になった某番組は

あまり見たことないけど

実家などで見た時は面白いと

思う企画もあった。

 

それに学校で働いている時は

生徒が前日の某番組の話をして

目を輝かせることがあった。

 

「先生!アタシいつか

イタリアへ行くんだ!」って。

f:id:mashley_slt:20181113010352j:plain

 

今まで狭い世界で生きてきた生徒には

世界観を変えることもあった。

 

人の行動や心を動かせるなんて

すごい仕事だ。

f:id:mashley_slt:20181113010051j:plain

 

だからこそ某テレビ局さんの

振る舞いは残念だ。

 

数字だけのために

他国の文化を捏造し

相手国を失望させた。

 

日本とラオスの関係が

悪くなる可能性も作った。

 

さらには説明を求められ

「コーディネート会社が」

「コーディネート会社のせいで」

と人のせい…うーん…

 

それはプロのものづくりかな?

 

ウェグナーが失敗したとき

「ワシじゃない!

弟子のせい!」

なんて言ってたら

今も愛される家具は

なかった

(彼は言わないと思うけど)

f:id:mashley_slt:20181113010648j:plain

 

MS家にTVないけど

映像は時に人に感動を与え

人を喜ばせることがある。

 

テレビ離れが進むとはいえ

未だに影響力も大きい。

 

そんなすごい仕事をしているのだ。

作り手として誠実であってほしい。

f:id:mashley_slt:20181113013439j:plain

 

ギャッベのように

北欧家具のように

MS家に関わった方のように。

 

ものづくりに携わる方には

人に愛される人を喜ばせる

いいものを作ってほしい。 

f:id:mashley_slt:20181113011242j:plain

 

いいものは人の心を動かし

人を幸せにする

と嫁氏は信じています。

f:id:mashley_slt:20181113011220j:plain