ベア「姐さんキッチンのユーカリ
ドライってチェストの上と違いますね」
ポニ「ほんとだ!チェストの上の方が
シャッキーンってしてる!」
実はチェストの方はグリセリン
でドライフラワーにしたんだ。
やり方は簡単。
グリセリン:熱湯=3:1で
混ぜて冷ます。
それを水の代わりに
花瓶に入れて吸わせる。
そうすると発色が綺麗で
質感を残したドライフラワーになる。
残念ながらキッチンのユーカリさんは
すでにドライ気味でできなかった…
どっちもすきだけど
やっぱり形が綺麗だといいね。
インテリアにも見た目って大事だけど
それには質感が重要だと思うんだ。
今回は五感が喜ぶ家第三弾「見る」。
第一弾↓
第二弾「匂」↓
インテリアを作る時は
常に全体を考えることが大事。
いくら気に入った椅子でも
その椅子が今あるものと
似合うとは限らない。
作りたい部屋のテーマを決め
それに沿ってお部屋を作ると
統一感があり居心地いい空間になる。
ナウガJr「じゃあ実際にテーマが
決まったとして家具を選ぶ時に
大事なことって何?」
いろいろあるよね。
部屋に対してのサイズ感もそう。
色も大事。
テーマに沿った形もね。
でも質感も
忘れちゃいけないよ。
ポニ「質感?!
それって五感特集のうち
『感』でやるべきじゃないの?」
いやいや質感って
見た目にとっても大事なんだ。
例えばグラスファイバー素材の
イームズチェア。
写真だと黄色に見えるけど
拡大するとこんな感じ。
繊維があるから
写真によって色が違って見える。
スノーフレークっていう
ガラス繊維が綺麗でしょ?
これがべたっとしない
立体的な陰影を作り出し
全体を形作っている。
でもってこっちはミニチュアの
イームズチェア。
これはレアックジャパン
っていう今はなき会社が作ってた。
このミニチュアすごいんだよ。
ファイバーグラス素材じゃないのに
スノーフレークも表現!
でもね
仮にこのミニチュアが
そのまま大きくなっても
嫁氏はほしくないかな…
これはミニチュアだから
その表現力に感動するけど
大きな家具だと違う。
実際の家具ではちゃっちく見える…
このスノーフレークの美しさは
本物のガラス感であってこそだ。
嫁氏は前に書いたように
愛のあるリプロダクトは
悪いものだとは思わない。
状況や環境に合わせて
上手に活用すべきだと思う。
ただ自分の家にはほとんど
リプロがない。
それはやはり質感が
見えてしまうから…
MS家の端にあるデンマークの
チェスト。
「中古のタンス」として
たたき売りされていたものを
リペアしたもの。
チークの木目と
味わいの増した
経年変化の赤茶色が美しい。
この子は触ってもいいけれど
眺めるだけで
その雰囲気のよさ
可愛らしさが伝わってくる。
もしこの子が全く同じ形の
化粧板だったらどうだろう。
メラミン化粧板 木目(クリア&ライトトーン) TJY2051K 3x6 オーク 柾目
全然違う雰囲気だ。
この子がもつ独特の雰囲気は
チークの味わいあってこそ。
そしてこの色の経年変化は
ヴィンテージだからこそ。
この風格はこの子の素材が持つ
質感から生まれてくるのだ。
また外の塗り壁も
同じことが言える。
職人さんが寒い中
塗ってくれた外壁の塗り壁。
これがもしガルバリウムなら
全く違う雰囲気だった。
ガルバリウムは現在流行りの材質で
モダンでかっこいい家に似合う。
でもMS家外観テーマは
ロンドン。
ロンドンの100年経つ家のように
MS家も時間が経つほど味わい
が出る家を目指している。
ガルバリウムはサビや耐久性の面で
どんどん進化している。
でもサビや傷、結露の面から
10〜30年くらいでメンテが必要になる。
MS家の屋根はガルバだから必要。
一方MS家の塗り壁は
大きな破損がない限り
メンテが必要ない。
数年後にケルヒャーでブシューくらい。
【送料無料】 ケルヒャー KARCHER 【2000円OFFクーポン配布中! 1...
使うほどに味わいが増す。
塗り壁の外壁はザラザラしていて
ムラがある。
それが太陽の移動により陰影となり
ドラマチックな壁となる。
触らずとも見た目で
質感を感じる壁だ。
人と初めてあった時
一目で魅力を感じることがある。
そんな人と実際話してみると
やはりこの人は魅力的だ
と感じることが多い。
おそらく内面の魅力が
外にも現れているのだろう。
家具や家もそうだ。
選ばれた素材で作られたもの
職人が手間暇かけて仕上げたもの
そういったものは
触らずとも見た目だけで
質の高さや存在感を感じる。
確かに素材や作りにこだわったものは
いいお値段をする傾向がある。
だって値段には
ちゃんと理由があるからだ。
でも高いものが必ずしも
いいとは限らない。
安くていいものも
世の中にはたくさんある。
このニトリのハンガーラックは
7年ほど一緒にいるがいい味になったきた。
大事なのは
質感を見抜く目だと思う。
値段だけに左右されず
ブランド名だけに左右されず
本当にいいものを見抜く目を
養うこと。
その目で家具や家を選べば
質の高い空間へと近づく。
…と偉そうなことを言ってるが
嫁氏はそんな目があるかというと
まだまだ勉強中で
絶対の自信はない。
でも家具や家を見る時に
どんな素材か見えるし
いい家具には反応できる。
格付けチェックで(今やってるのかな?)
家具編であれば
Gacktさんと勝負の舞台には
上がらせてもらえるか…?!
(勝てるかはわからない)
それは家具や家が大好きで
たくさん見てきたから。
見るっていうのは
視界に入れるだけでなく
注意深く観察するという意味で。
だから部屋を素敵な空間にしたい
と思ったら「目を肥えさせる」。
たくさんいいものを見て
触れて職人の技を感じて
目を養えばいい家具や家選びに
近づくと嫁氏は思います。
ただちょっと注意。
「肥えた目」は
果たしてし幸せか
っていう問題がある。
ナウガJr「どゆこと?」
いいものをたくさん見ると
そこそこでは
満足できなくなる。
ちょっとした細部が気になる。
するとMS家みたいな平均年収以下は
時に指をくわえて見るしかない!
ああ、憧れのスタンダードチェア!
ヴィトラ Vitra Standard スタンダード チェア デザイン:Jean...
ポニ「不幸だな…」
うーん…でもやっぱ幸せかな。
見るだけでも家具は
人を幸せにするからね。
あ、そうだ!
幸せといえばね…
MS家のあの子に
幸せなことが起こったよ…
続く…↓