ピンポーン。
ナウガズ「はーい!
嫁氏何かきたよ!」
ベア「なにこれ?」
ああ!椅子のパーツだね!
ワイヤーチェアの。
夏前に買ったこの子も
そろそろリペアしないとね。
この子はいつ見ても
美しいなあ。
置くだけで空間の雰囲気を変える。
やはり住まいの中で
空間の感じ方って大切だよね。
空間といえば台湾の油化街は
面白い空間だったよ。。
帰国前の最終目的地は
油化街(ティーホワチエ)。
空港メトロに繋がる
北門駅から出て数分。
空港に行きやすいので
最後のお散歩場所に
してみたよ。
じゃあ油化街まで
ちょっとお散歩ね。
油化街は日本統治後に
商業の中心地となった場所。
「永楽市場」という大きな市場
がありお茶や乾物など特産品の
取引がされる。
観光客も来るけれど
地元の人も利用し
台湾の生活を覗ける場所。
ここの一番の魅力は…
おっと!ここで
椅子レーダー発動!
ファブリックのイームズチェア!
うちのミントくんと色違い。
足はスタッキングベースか。
↓うちのミントくん
この店面白そうだから
寄り道!
なんとまあ北欧家具がある!
一人がけのイージーチェア。
サイドボードやテーブルは
デンマーク製だね。
ヴィンテージの
リサラーソンも発見!
お姉さんに話を聞いたら
ここはホテルなんだって。
1階はカフェ兼売り場みたい。
ポニ「嫁氏の椅子レーダーって
本当にハイエナ並み…」
嫁氏は背後に椅子が合っても
気づくよ!
油化街到着!
ここの魅力の一つは
買い物だけでない…
バロック式やモダニズム様式など
様々な建築を楽しめる!
一階がお茶屋さんの建物は
バロック式。
バロック様式は曲線や直線が
組み合わさって装飾いっぱい。
この様式は16世紀にヨーロッパで誕生し
たくさんの建物に使われた。
ヴェルサイユ宮殿とかね。
プラハやチェスキーもそう。
動きがあって光と影で
さらにドラマチックになる。
台湾では1920年代ごろに
バロック式が増えたそう。
一方ですっきりした
モダンな建物もある。
20世紀の欧州や北米の
モダニズム建築のように
直線で機能美を感じるような建物。
バロックやモダン
一見欧州のような建物なのに
1階は乾物屋や生地屋さん。
独特の不思議な雰囲気が
あるのが油化街だ。
じゃあこの街で一番大きな建物
市場へ行ってみよう。
ベア「待って!
また生き別れた双子の兄が!」
一体この旅で何人双子が
いるのか…
ってかもう4つ子くらいだよね…
永楽市場はレンガの建物。
最近リノベで修復されたそう。
さて中に入ってみよう。
この中には新鮮な野菜
迫力ある肉
洋服用の生地
たくさんの生活品。
観光客もいるけど
地元の人で賑わっている。
ちょっと市場の音を聞いてみよう。
ワンちゃんもいたしね。
↓クリックで再生
ワクワク「なんかいい香り!!」
地元の人が行列作ってる!
並べー!!
食べ物屋さんは数件だけど
お昼をとうにすぎたのに
賑わっていた。
夜市ではラーメンで失敗
したのでリベンジ!
まず暖かいヌードル。
平麺とポークエキススープが合う!
この麺はおいしい!
次に水餃子と牛肉麺。
牛肉麺は思ったより
スープはあっさり。
そして肉がゴロゴロ。
麺はやはり柔らかめ…
うーん麺は日本のが好きかな。
水餃子最高!!!
もちもちの皮で
中はジューシー。
台湾の麺類は柔らかくて
好みがわかれるけど
天心はハズレがない!
こういう地元の人が集う
活気ある中でごはんて
いいね。
油化街を散歩して
市場を堪能して
その勢いに驚いた。
ここは歴史的建造物の
保存対象地域。
にも関わらず観光客だけでなく
地元のおじちゃんおばちゃんが
普通に買い物をして賑わっている。
油化街がすごいのは
火事や地震で倒壊したのに
それを修復しながら
商業エリアとして使われて
続けていること。
朽ちた廃墟を再生とかでなく
保存しながらも日常として
利用され続けているのだ。
西洋的建築と台湾の食への情熱
を同時に感じる場所。
西洋でもないし
中国とも全然違う。
だからこそ個性が生まれる。
これは地方の商店街が
活気を失っていく
日本のまちづくりで
何かヒントになるかもしれない。
そんなことをこの不思議な
空間をお散歩しながら
考えました。
☆次回MS家@台湾
最終回!帰宅の途につく
MS家は台湾でなにを学んだ?