ナウガver1「最近おみやげ話してるけど
台湾のおみやげってないの?」
ベア「あるよ!
博物館のミニチュアね」
あと紙バンド師匠のんさんに
前にいただいたバンドの
お礼に博物館のコースター。
ナウガJr「なにこれ?!
白菜みたい!!」
白菜だよ。
ナウガ親分
「これは肉の塊みたいだゾォ」
肉の塊だけど…
ナウガズ「え…」
台湾では故宮博物院に行って
白菜や肉の塊を見てきたよ。
あと人間もね…
ポニ「台湾2日目は故宮博物院へ!」
↓公式HP
ここはルーヴルやメトロポリタンと
並ぶ世界的な博物館の一つ。
ルーブルは約40万点だけど
ここには70万点近くも所蔵
されているんだ。
↓ルーヴルについて
ベア「さあ中へ入ってみよう!」
まずはチケットを…
あ、お姉さんに聞いてみよう!
嫁氏「Hello!
I'd like to get tickets to...
(あのーチケット買いたいんだけ…)」
お姉さん「キョウハタダ!!
台湾ノシュクジツネ!!」
なんということでしょう!
10/10は中華民国国慶日のため
通常150元が入場無料!!
ラッキー!!
でもだからでしょうか…
人が多い…
平日だから少しゆっくり見ようと
思ってたけどこれは無理だ…
というわけで
有名どころを見た後
気になるものだけ見ていこう!
まずは世界一有名な白菜
翠玉白菜
これはヒスイでできた白菜。
↓ヒスイ
石の艶やかさで白菜の
みずみずしさを表現している。
お妃さまが嫁入りするときに
持って行ったものと言われてるんだ。
だから上の方に子孫繁栄を象徴する
キリギリスとバッタがいる。
もう一つこの博物館のアイドル
肉形石
素材は宝石にも使われる
碧玉。
この肉アイドルが人気なのは
素材が硬い石なのに
その素材感を生かして
本物の角煮に見えること。
真ん中の肉の部分のボコボコは
自然にできたもの。
そこへ穴を開けた石を
くっつけ「皮」に見立てている。
白菜も肉の塊もどちらも
石のもつ元の素材感を
生かしてみずみずしさや
肉肉しさを表現している。
美術品というと
美しい器や生き物が多い。
でも石を使ってあえて
「おいしそう感」を出す
ところに中国系の方の生活での
食の重要性を感じるよね。
じゃああとは好きに見て回ろ…
ワクワク「待って!ワクワクさん
見たいものがあるの!」
ボーリングのボール?
ワクワク「九層象牙球
っていうんだ♪
象牙でできてるんだけど
中には層が21層あるんだ☆
なのに継ぎ目がない!!
しかも中の球は回転するんだよ♪
作り方は象牙を球体にして
中心に向かって穴を開けて
中で彫ったと言われているよ☆」
↓作り方の3D再現動画
こんな小さな球の中で
マトリョーシカしちゃう
なんてすごい職人技だ!
しかも柄が繊細!
この技を肉眼で見ただけでも
嫁氏は満足だよ!!
でもせっかくだから
他の作品も見て回ろう。
ここの博物館は所蔵は
70万点近くだけど
展示は8000点ほど。
半年ごとくらいに展示品を
入れ替えているそうだよ。
だから行くたびに違う
作品に会えるっていうのが
面白いよね。
今回は書法のイベントもやってた。
時代ごとの字体の変遷が見れたよ。
この字体かわいい…
あと永楽帝っていう
王様の時代の陶器展。
白地にコバルトの細かい
模様が美しいね。
おもしろ系。
これはなーんだ?
実はお酒入れなんだ。
背中からお酒入れて
チューしながら飲むんだって。
ワクワク「き、きわどい…」
もっと変態じみたものもある…
これもお酒いれなんだけどね…
この子は頭からお酒を入れて
お尻から飲むらしい…
ベア「作った人絶対
何かのフェチだよ…」
あと現代アートもあった。
鏡に映すと形が変わる置物。
これは色遣いが面白いね。
でもね…
ゆっくり観れたのは
これぐらい…
あとは見れない!!
常にこの状態!
なんだか作品見るより
人間を見る方が
面白くなってきた…
嫁氏は人の性格って
生まれ持ったもの
環境
どちらも影響があると思う。
だから
「日本人はこう」
「アメリカ人はああ」
「インドネシア人はそう」
とか国によってあまり
思い込みはしたくない。
だって思い込みで人を
決め付けるといいことはない。
日本人は誠実で勤勉って
言われるけどそうじゃない人も
いっぱいいるからね。
ただしお国柄っていうのは
あると思うんだ。
気候
国の方針
子育ての環境
マナー
そういったものである程度の
傾向はあると思う。
いろんな国の人で溢れる
こういう場所に来ると
お国柄が見えてきて
面白いよ。
博物館ではCの国の人が
トラブルを起こしていた。
例えば人が多いところに
Cのおばちゃんが
突っ込んできて思いっきりぶつかる。
ぶつかられたGの国のおじさんが
ブチ切れていた。
Cのおばちゃんポカーン。
また別のところでは
白菜を見るために長蛇の列。
そこへCの国のおばちゃんズが
思いっきり割り込んできた。
Uの国のお姉ちゃんが
「私たち並んでるのよ!」
と英語で切れていた。
別の場所では
Jの国の嫁氏が椅子を眺めていた。
昔の王室の家具って
意外と装飾が多くないなあ
なんて思って見てたその時…
Cの国のおばちゃんに
突き飛ばされた…
おばちゃんは説明を始めた…
どうやらCの国の
ガイドさんらしい…
嫁氏はじっくり見たかった…
だって椅子だもの!
でも5秒も見ることが
許されなかった…
ベア「Cのおばちゃん
ばっかじゃないか!」
別にCのおばちゃんを
ディスろうって
言うんじゃないんだ。
嫁氏にもC出身の
友人張くん(仮名)が
いるけど彼は紳士だ。
だから全員がとは
思わない。
ただいろんな国に旅して
人が多いとこにくると
Cの国の勢いには
ちょっとびっくりする。
これまでオーストリアでも
フランスでもCのおばちゃんに
割り込みやぶつかりを多々受けた。
だから前にC出身の張くん(仮名)
に聞いたことがあるんだ。
「Cの国では並ばないの?
なぜ割り込むんだろう…」
張くんは言った。
「並ぶこともあるけど
並ばないこともある。
いろんな国に行って
客観的に自分の国を見たら
割り込まれるのが悪い
という感覚があるのかもね」
って。
だからだろうか
Cの国の人と並ぶ時は
チューされそうなくらい
体を密着させてくる…
そしてそれは彼らにとって
自分の国での「当たり前」。
そこにGやU、Jの国の
マナーを持ち込んでも
時に理解をされず
時に摩擦が起こる。
だって何がいけないのか
気づいていないから。
ただそれでいいかというと
そうでもない。
自分の国での振る舞いのまま
他国で振舞って言い訳ではない。
また今は博物館でのぶつかっただの
割り込まれただので済んでいるが
お国柄は外交にも現れる。
黙っていては馬鹿にされ
奪われることもある。
何も同じように
割り込め!ぶつかれ!
というのではない。
ぶつかったり割り込んだり
されたらはっきり物申す
態度も必要だと思う。
Cの人とあまり関わったことがない
ワクワクさんは驚いていた。
とりあえずCの人が一緒に並んでたら
スペースを開けないことを
伝えておいた。
そしたら嫁氏に
くっついてきた…
ポニ「おい!
ここでいちゃつくんじゃねーぞ!」
そういうわけで
世界の有名どころにきて
人が多すぎるときは
人間観察がやはり楽しい
と思いながら博物館を後にした…
☆次回MS家@台湾
多すぎる人から解放され
美味しいものを食べよう!