うちのワクワクさんが度々嫁氏を
笑わせるという話を前に書きました。
こういうのは意図的らしいですが
時々思い込みが強いことがあり
素で笑わせてくれます。
例えば先日お風呂での話。
MS家は普段シャワーブースで
お風呂はためません。
↓MS家のお風呂事情
月1回ぐらいのバスタブで
ワクワクさん気分アゲアゲ。
嫁氏は書斎でカタカタ。
数十分後ちょいぷんぷん
のワクワクさん。
「もう!
嫁氏なんで応答しないの!
ずーっと話しかけてたのに!」
ぽかーん。はぁ?
どうやら
給湯器の音量用スピーカーを
マイクと勘違い。
話しかけたらキッチンにあるスピーカー
から声が聞こえると思いこみ。
「ねえねえ嫁氏!
お風呂最高!」
などずーっと話していたそうです…
(素っ裸で)
それ音量用スピーカーだし!
「お風呂沸きました」とか
「呼び出しています」とか
定型句しかしゃべらない!
非常に笑いました。
このワクワクさんの勘違いは
「思い込み」によるもの。
〜目の前の事実〜
・スピーカーがある
・呼び出しボタンがある
↓
〜思い込み〜
呼び出しボタンを押して
話しかけたらおしゃべりできる!
ワクワクさんの場合は
お笑いになっちゃいましたが
「思い込み」は
人にとって良い作用もあれば
時によくない結果も招きます。
お母さん「いたいいたいの飛んでけ〜」
子供「治ったー!」
医者「この薬で風邪は治りますよ!
(小麦粉を渡す)」
患者「先生、よくなりました」
このように思い込みによって
人間の体が実際に回復するのが
プラシーボ効果。
ベア「そんなことあるの?!
怪しい!」
人間の脳って不思議だよね。
思い込みで時に体が反応することがある。
ただの錠剤を「特効薬!」と信じて
飲んで治ったとか
治験で水とヨウ素の混ぜ物を塗られて
「これは痛みに効く軟膏です」と言われ
たら「痛くない!」とか。
思い込みについては古くから
研究されていてるけれど
解明されていないこともある。
ただいろんな面で
応用もされているよ。
例えばマジック。
プラシーボ効果を利用して
仕掛けを作り出す天才もいます。
↓エリック・ミードのプラシーボを利用したマジック
ビジネスの世界では
「フレーミング」は
時に大きな効果を発揮!
フレーミングとは
同じ内容なのに表現を変えて
見る枠組みを変えること。
例えば
「100人中10%の方が後悔しています」
より
「お客様満足度90%」
と言った方がよく聞こえるよね。
ベア「確かに!そのフレーズよく聞く!」
そのフレーミングを
繰り返したらどうなる?
商品の内容をよく知らなくても
「この商品はほとんどの人が満足してるんだ」
っていう思い込みになり
営業マン視点では成功する場合も。
ポニ「へー、思い込みって
実はすごい力を持ってるんだね」
昔英語教えてたときも
英検を目指す生徒に
「できるできる」言い続けてたら
最後は本人が自分で「できる」って
言い始め、最終的に合格した。
これも一種の思い込みだよね。
プラシーボ、ノーシーボ、フレーミング…
思い込みの作用っていろいろあるけど
いい働きをする場合も
そうでない場合もある。
家づくりをする場合は
思い込みが時に危険なこともある…
知人が大手ハウスメーカーで家を建築。
割と頼りっぱなしの家づくりで
外構まで全てお願い。
家はほぼ満足。
ところが
外構が気に入らない。
300万もかかった外構は
思い描いたものとは
全く違ったそうだ。
曰く「大手だから外構も
大丈夫と思ったのに!!」
ベア「MS家の3倍かかってるのに
不満って辛くない?!」
ポニ「というか家の建築と
外構って担当は別なのに…」
たぶん彼女頭の中には
・大手だから全て任せて安心!
・任せたらなんでもしてくれるから
外構も大丈夫!
って思い込みがあったのかも…
でも
「この会社なら上場企業だから!」
「この会社は有名だから」
という理由で選んだからといって
確実に満足するとは
言い切れない。
もちろん大手ということには
一定の安心感を感じる場合も。
ただその安心感の理由が
「大手だから」という理由だけなら
それって本当に安心?
MS家の外構は地元のおっちゃんが
やってくれた。
↓外構やの「みっちゃん」との格闘
すったもんだあったけど
1/3の値段で満足するものに
なったよ。
その時一番頑張ったのが
「選択肢と可能性を増やすこと」
例えば地面。
コンクリート以外の部分は
石やレンガ、芝生しかない
と最初思い込んでいた。
そして実際にピンコロという石で
見積もって金額の高さに行き詰まり。
でもスタンプコンクリート
という方法があるということが
自分で調べてわかった。
石やレンガを使うことなく
コンクリートで希望する雰囲気を作り出せる。
結果予算内に収まった。
家づくりでは任せきりにすると
後悔することがある。
住まう人本人が調べて考えて
「思い込み」を外し
主体的に関わっていく必要が
あると思うよ。
高いお金が動くわけだから
「知らなかった」
「思っていたのと違う」
となったら悲しいのは住まう人本人。
日常生活での思い込みは
時に「向上心」や「自信」も生み出すことがあります。
でも家づくりの思い込みは
時に選択肢を減らし
時に不満を招くことも。
そうならないように
動いて
調べて
考えて
自分から関わる家づくり
が後悔の少ない家づくりだと思います。
だってそこに住むのは
メーカーさんじゃない。
あなた自身です。
ワクワクさん「そうだ!
暮らしにも言えることがある!」
なあに?
ワク「人は寝室に寝るものと思い込むから床で寝る僕は標的にされる…
でもその思い込みを外してごらん…」
いやいやいや!
思い込みとかの問題じゃないしそれ!
?!!!!!
頭隠して足隠さず…
ワクワクさん「タイトルは犬神家だよ☆」