嫁氏は興奮している…興奮が冷めやらず眠れないのだ。
先日ちょっと息抜きに、レイトショーで
久しぶりの映画体験をしてきた。
見たのは『ブラックパンサー』!
この映画はすごかった!
嫁氏の中ですでに今年のベスト10に入る映画だ!
「あたいはアメコミ興味ナッシング」という方にも
「自分は社会派ドラマが好きなんで」という方にも
ぜひぜひぜひ見てほしい映画なのだ!
あらすじは
「若き国王ティ・チャラ、またの名を漆黒のヒーロー<ブラックパンサー>。
2つの顔を持つ彼の使命は、
祖国である超文明国家ワカンダの“秘密”
──“ヴィブラニウム”を守ること。
それは、世界を破壊するパワーを秘めた鉱石だった。
突然の父の死によって王位を継いだティ・チャラは、人類の未来をも脅かすこの国の“秘密”を守る使命を負う事に。
だが――「私に、使命が果たせるのか…?」
ミステリアスな新ヒーローが躍動する、
ハイスピード・アクション・エンターテイメントが幕を開ける!」(『ブラックパンサー』公式サイトより)
つまり、アフリカの架空の国の王様が
スーパーヒーローとして、国を守るのか
世界をよりよくするのか葛藤しながら
成長していく物語だ。
どんな映画かというのは
嫁氏の敬愛する映画評論家
町山智浩さんの解説を聞いていただきたい。
まだ未見の人でも「見たい!」と思ってしまう素晴らしい紹介だ!
映画からデザインを考えるシリーズ!
今回は『ブラックパンサー』の魅力を語りつつ、
心を豊かにすることって何だろうと考える。
以下若干のネタバレを含みますが結末には触れません!
①全部盛りであらゆる層が楽しめる
この映画の何がすごいって
・エンターテイメント
・アクション
・感動
・社会問題
・文化
・愛
・美しい映像
映画のあらゆる要素がこれでもかと詰め込まれ、
しかもごちゃっと感が全くない
まさにグッドデザインな映画なのだ!!
一人一人血の通ったキャラクターが織りなすドラマ
『007』ばりのカーアクションやアイテム
ハイテクでワクワクが止まらない建物
未来的な造形、街並み
世界の対立や貧困、平等などの社会問題
目の前に広がる雄大な自然
肉体のぶつかりあいによる
ハラハラするアクション
それら全てが2時間15分の中に
バランスよく、それぞれが意味を持ちながら
詰め込まれている!
誰が見てもどの角度からでも楽しめる映画だ!
②楽しみながら考えさせられる
映画では様々な対立軸が見える。
まず、ブラックパンサーと敵キャラ・キルモンガー。
見た目は豊かに見えないけれど
実は超文明的で豊かな架空の国
「ワカンダ」の王ブラックパンサー。
彼は父や周囲から愛されて大事に育ってきたぼっちゃん。
いい人で使命感はあるけど頼りない。
でも国を愛し、平和を強く願っている。
一方、ヴィランのキルモンガーは父があんなことになり、
かわいそうな子供時代をすごす。
悔しさをバネに勉強や努力をして
MIAまで取得したり軍隊で鍛えたりとのし上がってきた人物。
決して残虐性だけではない努力家なのだ。
だからこの二人の対立は
どちらにも感情移入し、
どちらにも共感してしまう。
特に、戦闘の演出は素晴らしく
戦う時は「常に平等」な状態が演出されている。
通常、戦闘シーンは敵味方それぞれの
パワーや武器を生かしたシーンだ。
それぞれ有利な状況、不利な状況がある。
でもこの映画では、スーツを着る時はどちらも同じスーツ
敵がパワーが奪われた時はヒーローも同じ状況。
どちらにも感情移入しながら
「自分の国の平和を願うのは大事だ。
でも他はどうでもいいのか」
「虐げられた気持ち、わかるよ!」
などいろんなことをひたすら考えさせられる。
また、親子の在り方にについても考える。
王であった父を尊敬しながらも
その考えに疑問を抱き
「自分は王としてどうあるべきか」
というブラックパンサーの苦悩。
これは親を尊敬しつつも
「親の意見は時には自分にとって正しいとは限らない」
という
「個人としての自分と親の関係はどうあるべきか」
に重なり、考えさせられる。
③ひたすら感動するワカンダ観光ツアー
映像がただただ美しい!!!
息を飲みすぎて窒息しそうになるぐらいだ!
アフリカの壮大な自然
美しい夕日
など自然本来の美しさはもちろん
実はハイテクな「ワカンダ」のSF的な街並みも
楽しむことができる。
1,000〜1800円払ってこんなツアーに参加できるなら
お得である!
あ、お土産はパンフレットで。
そんな魅力溢れる『ブラックパンサー』だが、
ここは家づくり&インテリアブログである。
デザインにも注目したい。
今回は家具の出番は少ない。
ただ、出演者の衣装や
画面のあちこちにちりばめられた
アフリカの民族的な装飾が
本当に素晴らしいのだ。
制作チームは衣装や美術のためにアフリカの
多くの部族の文化や慣習を徹底的に研究したそうだ。
例えば、映画には色彩豊かで緻密な装飾の
ワカンダの様々な部族の衣装が登場。
ベテラン衣装デザイナーのルース・カーター氏は
世界中からあらゆるタイプの生地やアクセサリーをかき集め
700点以上の衣装を製作したそうだ(パンフレットより)
(写真右カーター氏)
また、特殊メイクデザイナーのジョエル・ハーロウ氏はこう言っている。
「視覚的に見応えがあって、なおかつ背景に秘められた意義をしっかりと打ち出すこと。それが目標だった」
(パンフレットより)
氏はあらゆる媒体からアフリカの文化や儀式を学び
伝統に則ったデザインをこの映画の中に作り上げていった。
ではアフリカの民族衣装とはどんなものか?
こちらは南アフリカのヌデベレ族。
South Africa | South africa, Africa and Africa people
こちらはエグングン族の衣装。
Egungun costumes | people | Pinterest | Costumes, Africa and Masking
このように色とりどりで
装飾が細かいものが多く見られる。
さて同じアフリカでも貧富の差は大きく
ナイジェリアはGDP27位であり
中央アフリカは168位である。
しかしどの民族も貧富に関わらず、
衣装や装飾は鮮やかで美しい。
そこから人々の日常に置ける「装飾」の重要性が伺える。
嫁氏は専門家でないので一つ一つの意味は
わからないが、「装飾」は伝統や文化、
豊作、信仰などあらゆる意味が込められている。
もちろん、中にはそれさえままならない
日々の暮らしでせいいっぱいな方や
戦いの中で命がけで生きていらっしゃる方もいる。
それでもアフリカのそれぞれの装飾を見ていくと
そこには貧富に関わらず
自分や住まいを飾ることで
生活を、心を豊かにしよう
とする気持ちが見て取れる。
「飾り」「デザイン」「装飾」は決して金銭的に豊かな人、豊かな国だけが
楽しむものではない。
金銭的余裕がなくても、知恵と工夫で
自分自身や住まいを自分なりに「飾り」
心を少しでも豊かにすることは可能だ。
確かに、この映画に登場するワカンダは実は資源豊かな国。
しかし、その衣装や美術の一つ一つには
金銭的に豊かな国からそうでない国まで
アフリカの各部族の
伝統や文化、思いが込められている。
だからこの映画を見て
「デザイン」や「飾り」は
どんな人にも重要なものなのだと改めて感じた。
4月にはいよいよ『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』が解禁!!
ブラックパンサーとアイアンマンはどう絡むのか…
もう一つ気になる絡みがある。
『ブラック〜』ではCIAの諜報部員を演じ、
BBCドラマ『SHERLOCK/シャーロック』では
ワトソン役でお馴染みの
マーティン・フリーマン。
一方、俳優ベネディクト・カンバーパッチは
『インフィニティー・ウォー』では
ドクターストレンジを演じ
同じく『SHERLOCK/シャーロック』では
ホームズ役でフリーマンと共演。
果たしてこの二人の絡みはあるのか…
その点も非常に気になるところだ…
まあ、無駄話はともかく
『ブラックパンサー』
おススメです!!
あのー、土曜日には終わるはずなんですがね…
なんていうか、全く進んでなかった…(T ^ T)
さすがにワクワクさんも
ワクワクじゃなく
ソワソワし始めた!!
でもあれこれ言っても仕方ない!
信じてもう帰ろうかと思ったその時…
こ、これは…!!
to be continued....
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無駄を省くことは大事ですが
アートやインテリアそのものが
全て無駄とは限りません!
あと2日…
〜昨日のはてぶコメント返信〜
みなさん全員に返信したいのですが、
有難いことにコメントをたくさんいただいので、
いくつかピックアップして返信します☆
はてぶ、はてぶコメント、スターをくださったみなさんありがとう♪
>id:sufuretanさん 実生活では夫氏を褒めてはいますが
椅子の方が多いというツッコミが入りました。
でも、どちらももちろん大好きで大切に
したいのでこれからは「褒め」も平等に
していこうと思います。
昨日の写真の子たちはみんなUS生まれのため英語を
他の子たちは、日本語、デンマーク語と様々…
インターナショナルなMS家です!
>id:ko-chさん ありがとうございます♪
当ブログは長文が多いので少しでも楽しんで
いただきたくて写真にも力を入れています。
まだまだカメラは勉強中ですが
写真をとることで物事をよく観察
するようになりました。
嫁はtonさんのお母様を知らないので
意見する権利はありません。
でも、お母様も人間です。
完璧ではないと思います。
この世に完璧な人はいませんから
お母様のお言葉の全てが
tonさんにとって全て適切とは
限らないと思います。
そんなtonさんにぜひブラックパンサーを
お勧めしたい!って嫁氏はディズニーの
回し者じゃないですよ笑
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