♪ある日(ある日)
♪帰ったら(帰ったら)
♪小荷物が(小荷物が)
♪届いてた(届いてた)
♪中にはパタパタ時計
♪ミッドセンチュリーの時計
これは
TWEMCOのパタパタ時計!!
今回はパタパタ時計の魅力を熱く語るよ。
英語ではFlip Clockという名前。
数字の板が「パタ」っと音をさせながら
時を知らせてくれる時計。
(最近は置き型も)
基本は時刻がパタパタ動くけど
中には秒が動くものも。
最初のパタパタ時計は1900年ごろ。
アメリカのPLATO CLOCK(プラト時計)。
筒型でネジを巻くと
本のページをめくるようにパタパタと時を刻む。
その後パタパタの技術は飛行場の掲示板に採用され
イタリアでは巨匠ジノ・ヴァッレがパタパタをデザイン。
Cifra5は『007は二度死ぬ』でも使われてる。
日本でも1970年代に
パタパタ時計が普及。
セイコーさんや SANYOさんがパタパタさせてました。
ラジオ付きやモニタ付きの面白いものも。
こんなに楽しい時計なのに
なんでなくなっちゃったのか?
それは時代の流れ。
まず、パタパタはその特徴からして
板が動くわけだからずれることがある。
そうすると時間が
ずれちゃうこともある。
それから80年代にはデジタル化。
そんなわけで正確性がデジタルより劣り易い
パタパタはなくなっていった。
最近はレトロなインテリアが見直されつつあって
ちょっとずつまた増えているけど。
現在でもパタパタを作っている会社もあるよ!
イタリアのSolari Udine。
空港や列車のパタパタ掲示板も作っていて
パタパタを「ソラリー式」っていうのはここからきてる。
それから香港のFARTECH。
そしてうちのTWEMCO。
1956年からパタパタ時計を作っている香港の会社。
パネル式デジタルクロックの特許も持ち
政府機関とか銀行でも使われているそう。
商品にはいろんな種類がある。
四角いバージョン
スペースエイジっぽいやつ
こんなカレンダー付きとか
時計が普通でカレンダーがパタパタするやつも。
60cm近いビッグサイズ!!
①電池式
70年代作られたパタパタの
多くがコンセント式。
置く場所が非常に限定されてしまう。
しかもコンセントだから周波数の
縛りがあるものも少なくない。
その点電池式のTWEMCOくんは
いろんなところへ置ける。
②ヴィンテージより買い易い
オークションなどでたまにみかける
中古のパタパタ。ドストライク。
でもね…
いいお値段する。
安いのもあるけど
結局値段が上がり数万円…
いくらヴィンテージでも
自分でリペアできないものは買えません。
ジャンク品はオブジェにしても楽しいけど
MS家は時計として使いたいから。
そこでTWEMCOくんは
新品で1万円代〜
レトロなデザインだけど
新しいもの。
丸っとしててシンプルなフォルム。
右のほうに時間を合わせるツマミや
アラーム調整がついてる。
ただパタパタゆえに
時間調整がわりと大変。
時間調整のツマミは1本!
後戻りできないから。パタパタゆえに。
うっかり通り過ぎちゃうとまた最初から!
でもそんな不便さもご愛嬌。
パタパタの動きやアラームはこんな感じ
(クリックで再生↓)
パタパタ時計はインテリア的には
いろんなものと似合う。
ミッドセンチュリーモダン
やや北欧入れたレトロにも。
アンティークに加えると
遊び心が見えて楽しい。
※追記:MS家ができてからは
スペースエイジな洗面所で使用中。
ベア「姐さん、質問!」
なんだい?
ベア「この時計は洗面所にとっても似合うけど
洗面所でアラーム使う?」
…
まあいいじゃない。
〜今日の巨匠の名言〜
Gino Valle(ジノ・ヴァッレ)
イタリアパタパタ時計Cifraのデザイナー。
''I don’t make objects,I establish relationships”
私はね、物体を作っているんじゃないんだ。
一緒に作る人や使う人との関係性を造っているんだよ。
(引用・訳 嫁)