MS家のワクワクバスルームで
活躍する日を夢見る
収納家具コンポニビリさん。
現在、Kartellのヴィンテージさん
1/2ミニチュアさん
ワクワクさんの作った
1/6ミニチュアさんが活躍中。
なんと、このコンポニビリ
1968年から50年間ずーっと
製作され続けています!
カルテルでは50周年を記念して
こんな面白いコンポニビリが。じゃん。
「コンポニビリスマイル|Componibili Smile」登場|Kartell | カルテル
名付けて「コンポニビリスマイル」。
ユーモラスでかわいらしい。
使いこなすのは難しい…
でもこの発想
嫌いじゃないよ!!
コンポニビリって
いろんな種類があって面白い。
3段カラフル
2段シルバーかっけーです。
1段 キャスターや天板をつけて
カスタマイズできる。
四角い子もカスタマイズできます。
メタリックコーテイング!!
50年も世界で愛されちゃっているので
デザイナーからも遊ばれたりしています。
木目
絶対バランス崩すよ。
British designers reimagine Kartell's iconic Componibili storage unit
こんな楽しい収納家具を作ったのは
アンナ・カステッリ・フェレーリさん。
Anna Castelli Ferrieri | The "A List" | Pinterest | Anna
ミラノ出身のデザイナーで建築家。
都市設計も手がけてました。
ミラノ工科大を女性で初めて
卒業した天才ばあちゃん!
我が家では敬意を込めて
通称「アンナCばあ」と呼ぼう。
コンポニビリがこんなに長く
愛されているのはなぜ?
そこには、アンナCばあとカルテルの
時代の流れに逆らった熱い挑戦
があったのです!
アンナCばあは、なんとカルテル創業者
ジュリオ・カステッリの奥さん。
カルテルは1949年に設立。
設立時から現在まで
プラスチック製の家具を得意とする
イタリアのブランドです。
その創設者ジュリオじいさんは
なんと化学技術者!
技術者として「誰も使わない素材に
チャレンジしよう!」と
何度も実験と研究を重ねて
日用品から家具を生み出していきます。
ただ1950年代アメリカでイームズが
繊維強化プラスチックの
シェルチェアを発表したものの
当時、家具業界で
プラスチック素材への風当たりは強い!
「家具といえば木材でしょ?」
「プラスチックぅ?あんなもん!」
な時代。
そんな時代に新しい素材に
果敢にチャレンジして行ったのが
ジュリオさん率いる
「チーム・カルテル」!
じゃあ、「よいデザインを取り入れて
プラスチックをより魅力的にしよう」
とデザイナーを雇って製品化していきます。
初めは小さなところからスタート!
自動車のアクセサリー用品を始めます。
Company profile – Kartell experience
そして、プラスチック製の日用品製造。
http://www.kartell.com/experience/en/company-profile/
ついには家具に!!
まずは、サッパーとザヌーゾが子供用の
ポリプロピレン製の椅子を発表。
https://www.moma.org/collection/works/3455
さらにジョエ・コロンボが
プラスチックのみでできた椅子を発表。
そしてアンナCばあのコンポニビリ。
国際的なデザイナーとコラボし
魅力的なデザインと
素材の組み合わせがみんなを魅了。
もはや「プラスチックぅ?」
なんて言わせない!
むしろ、みんなの価値観を揺さぶり、
「プラスチックは
家具としてハイカラだ!」
という新しい価値観を
創造して行ったのです。
小さなことから始めても
地道に進めることで
大きなことを成し遂げることが
できたんですね。
建築家としても多数のプロジェクトに
関わってきたアンナCばあ。
彼女の建築プロジェクトでは
「トータルデザイン」を行っており
常に「機能」と「美」がある
デザインが特徴。
それがまさに現れているのが
コンポニビリ。
そのシンプルさゆえ
柔軟で、機能的で実用的。
お部屋のどんな場所でも使え
組み合わせ方によって
様々な表情を見せてくれます。
北欧ナチュラルな
ベッドルームのサイドテーブル
モノトーンインテリアのサイドテーブル
スペースエイジ洗面所の収納
北欧ヴィンテージにも
しれっと溶け込んでくれます。
でも、実用的なだけじゃない!
彼女は「美」と「機能」について
こんなことを言っています。
“It is not true that what is useful is beautiful. It is what is beautiful that is useful. Beauty can improve people’s way of life and thinking.” -Anna Castelli Ferrieri
便利なものが美しいなんてのは間違い。美しいものが便利なの。美とはみんなの暮らし方や考え方をもっとよくするものなのよ。(引用・訳 嫁)
便利なものを目指して作っていったら
美しくなったのでなく
美しいものを目指していけば
それは便利さが自然と含まれてる。
以前書いたアンナGの
メンディーニさんとはやり方は違うけれど
60年代以降のイタリアの
「機能だけでなく芸術を愛する心」
が表れています。
50年代ミッドセンチュリーの
高まり過ぎた機能主義に待ったをかけ
「美」も忘れない心をデザインに込めたのです。
時代の波にも負けず
新しいことにチャレンジし続け
世の中に新しい価値観を創造してきた
カルテルとアンナC。
コンポニビリのシンプルスマイルを見ると
何か始まりそうな
ワクワクした気持ちになります。
皆さんも新しい年に
新たなることに
チャレンジしてみませんか?
嫁はとりあえず
家のために塩ご飯チャレンジ続けるよ!
夫氏「それ、去年と同じ…」