ちょっと先生！
ウチの子供部屋になんてもの買ったんザマス！
これじゃ数字がないから
子供は時間がわからないザマス！
夫氏「お母さん、落ち着いてください。
これはデンマーク のStelton（ステルトン)社
ステルトンタイムクロック
と言いまして
デザインが秀逸なんですよ。
見てください！
この薄さ！
アルミ製のこの軽さ！
一切のムダを省いた
この美しさ！
wow!
フレームが長針と一体化していて
フレーム自体が動くという
斬新なデザインなんです。
見ててください。
今10時13分です。
↓
10時35分になりました。
どうです？素晴らしいでしょう！
時間を示す度に
いろんな表情
を見せてくれるんです。
お子さんによいデザインとは
なんたるかを体感させるには
ぴったりじゃないですか」
あーた、それ感性は育っても
算数はアウトじゃない！
元数学教員がそんなこと言っていいのかしら！
算数の時間に
『先生、長い針って何ですか？
うちのは何分っていうのは
フレームが教えてくれます。』
『先生、私の算数のテストは
なぜペケが多いんでしょう？
うちの時計では10:13も、
10:14もだいたい一緒だから
お父さんが
細かいこたぁええんだよ
って言ってます』
なんて言いだすザマス！
そこんとこどうお考えザマスか？！
夫「…リビングには別の時計を
おつけになるんだから
そちらで時計のことは教えてあげては？」
うちのリビングはジョージネルソンの
ボールクロックザマス！
ますますわけわかんないザマス！
夫「それ選んだのあなたでしょ？」
…きょ、教育委員会に
訴えてやるザマス！
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