今日は夫氏おやすみ日!
夫氏「つまり我がMS家は唐揚げの日!?」
いいえ!
夫氏この前「MS家唐揚げ騒動」で懲りたでしょ?
しばらくは禁止!
では本日のお宅訪問!
夫氏!!見て!
ウチが白くなった!!!
この前まであんなに真っ黒クロスケだったのに!
夫氏「とうとう塗り壁が完成したようだ!!!
足場は間も無くはずれるであろう!!!」
夫氏!!見て!
ワクワクバスルームの
壁タイルがぐるっとできた!
動画で見るとこんな感じ↓
(クリックで再生)
そしてドアにノブさんが!!!
(玄関→リビングのドア)
しかも壁に取り付けまで!!
(マスターベッドルーム)
(白:子供部屋 黒:客間)
子供部屋のクローゼットも!!
子供いないけど!
そしてそして…
キッチンのタイルも貼られていた!
職人さんってかっこいい!
惚れてまうわ!!!
MS家は手作り部分が多く、
扉の塗装は手作業
外壁は左官さんの塗り壁
内壁は珪藻土
バスルームや洗面所は在来工法!
だからMS家の材料の半分はユーモアだけど
もう半分は職人の心がこもった暖かさだ!
夫氏「でも残念ながら最近は大工さんや左官さんなど
職人さんはすごい勢いで減っているんだよね…」
?!
夫氏「今日は日本の職人さんを心配るする話…
ただし、MS家は職人ではないので、
あくまで職人さんから聞いた話や
調べたことを元に考察していきます!
だからここに書かれていることが全てではありません!」
最近の日本の住宅事情は
新築戸建が減り、
マンションやアパートが増加傾向!
そんな中、職人さんが足りないと言われている!
なぜなら
職人さんが減っているんです!
例えば、
○大工さん:約80万人(1985年)→約40万人(2010年)
○左官さん:約30万人(1975年)→約3万人(2014年)
①後継者不足と高齢化
例えば、2010年の調査では
60歳以上の大工さんは11万人と全体の28%。
2020年ごろまでにこの約11万人が退職・引退すると見込まれ、
一気に大工さんは30万人以下になる!
左官さんに至っては60歳以上がなんと全体の40%!
加えて後継者も少ない…
確かに少子化で若手の働き手自体が減っているけれど
大工に就職する人は5年ごとに約50%減少しているらしい…
職のミスマッチとか
そもそもなり方がよくわからないとか
いろんな理由はあるけれど
一人前になるまでに時間がかかることや
不安定さもあると思うよ。
ちなみに左官屋さんってなるのに10年かかるらしい…
だって女子高生のなりたい職業一位が「公務員」
って言うぐらいの国だからね…
②職人に求められるものの変化
現代の職人には昔より
早く仕事を終わらせることが求められる!
技術が発達し、大手メーカーなどは
家も工場での製造→現地組み立てが可能に!
このことはメリットも大きく、
コストダウンが可能になり、
寸法の狂いが少なくなり、
家を早く提供できることに繋がった!
一方で、これはデメリットにも…
例えば、大手が安く早くできるとなれば
地元の工務店もそれにある程度合わせざるを得なくなる…
そこで大工さんに
「早く終わらせてね!」となる…
そうなると自分の日々の仕事を終わらせるのに手一杯!
弟子なんて見れません!
そして、機械や便利なものがあるので
十分な技術を習得しないまま独立するパターンも…
他にもいろんな要因はあるけれど
そんなこんなで日本の家づくりの職人さんは減っています…
嫁氏は前にも書いたけど、
新築が全てとは思っていない!
行き過ぎた新築至上主義はよくないと考えている。
1つの家をリペアしながら
長く大事に住むことが一番!
何よりご家庭のライフスタイルに
あった暮らしが一番!
と思っています。
だから賃貸からリフォームや古民家リノベ、マンションなど
あらゆる選択肢が可能であるべきだし、
自分にあったものを優先順位をつけて選択すべきだと思う!
そのために新築の数自体が減っていくのは
自然な流れでもあるのではないかとも。
ただ、新築の需要が減っているという理由だけでなく、
「職人になる人がいない」
「跡継ぎがいない」
という理由で伝統が無くなっていくのが残念なのだ!
もちろん、技術の発達で
みんなが買いやすい価格で
狂いの少ないものを早く手に入られる
という環境を否定する気はない!
でも、MS家の手作業のタイル張りや
場所によって模様が違う味がある塗り壁を見ると
人が手で作ったものも暖かくていいのになと
思うのです…
そしてそういうものが消えて行ってほしくないなと
願うわけです。