北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

MENU

あったかい珪藻土や造作家具…日本の職人さんに生き残って欲しい…

絶賛成長中のMS家

 

今日は夫氏おやすみ日!

夫氏「つまり我がMS家は唐揚げの日!?

f:id:mashley_slt:20180215012757j:plain

いいえ!

夫氏この前「MS家唐揚げ騒動」で懲りたでしょ?

しばらくは禁止!

 

 

では本日のお宅訪問!

 

夫氏!!見て!

ウチが白くなった!!!

f:id:mashley_slt:20180214201338j:image

 

この前まであんなに真っ黒クロスケだったのに!

f:id:mashley_slt:20180214201546j:image

 

夫氏「とうとう塗り壁が完成したようだ!!! f:id:mashley_slt:20180214201605j:image

足場は間も無くはずれるであろう!!!」

 

夫氏!!見て!

ワクワクバスルームの

壁タイルがぐるっとできた!

f:id:mashley_slt:20180214201809j:image

 

動画で見るとこんな感じ↓ 

(クリックで再生)

 

そしてドアにノブさんが!!! f:id:mashley_slt:20180214201924j:image

(玄関→リビングのドア)

 

しかも壁に取り付けまで!!

f:id:mashley_slt:20180214202045j:image

(マスターベッドルーム)

 f:id:mashley_slt:20180214202446j:image

f:id:mashley_slt:20180214202504j:image

f:id:mashley_slt:20180214202539j:image

(白:子供部屋 黒:客間)

 

子供部屋のクローゼットも!!

子供いないけど!

f:id:mashley_slt:20180214202936j:image

 

そしてそして…

キッチンのタイルも貼られていた!

f:id:mashley_slt:20180214202622j:image

職人さんってかっこいい!

惚れてまうわ!!!

 

MS家は手作り部分が多く、

f:id:mashley_slt:20180214202539j:image 

扉の塗装は手作業

f:id:mashley_slt:20180214202707j:image

外壁は左官さんの塗り壁

f:id:mashley_slt:20180214203029j:image 

内壁は珪藻土 f:id:mashley_slt:20180214203208j:image

 

バスルームや洗面所は在来工法! f:id:mashley_slt:20180214203435j:image

 

だからMS家の材料の半分はユーモアだけど

 

もう半分は職人の心がこもった暖かさだ!

f:id:mashley_slt:20180214234138j:plain

 

夫氏「でも残念ながら最近は大工さんや左官さんなど

職人さんはすごい勢いで減っているんだよね…」 

f:id:mashley_slt:20180214234123j:plain

 

?!

夫氏「今日は日本の職人さんを心配るする話…

f:id:mashley_slt:20180214233810j:plain

 

ただし、MS家は職人ではないので、

あくまで職人さんから聞いた話

調べたことを元に考察していきます!

だからここに書かれていることが全てではありません!

 

 

 

職人さんがどんどん減っています

 

最近の日本の住宅事情は

新築戸建が減り、

マンションやアパートが増加傾向!

f:id:mashley_slt:20180214234432j:plain

 

そんな中、職人さんが足りないと言われている!

なぜなら

職人さんが減っているんです!

f:id:mashley_slt:20180214234538j:plain

例えば、

○大工さん:約80万人(1985年)→約40万人(2010年)

○左官さん:約30万人(1975年)→約3万人(2014年)

(国土交通省『建設工業施工統計調査報告』より)

 f:id:mashley_slt:20180215014427j:image

 

①後継者不足と高齢化

例えば、2010年の調査では

60歳以上の大工さんは11万人と全体の28%

2020年ごろまでにこの約11万人が退職・引退すると見込まれ、

一気に大工さんは30万人以下になる! 

f:id:mashley_slt:20180214234707j:plain

 

左官さんに至っては60歳以上がなんと全体の40%

f:id:mashley_slt:20180214234954j:plain

 

加えて後継者も少ない…

確かに少子化で若手の働き手自体が減っているけれど

大工に就職する人は5年ごとに約50%減少しているらしい…

f:id:mashley_slt:20180214235130j:plain

 

職のミスマッチとか

そもそもなり方がよくわからないとか

いろんな理由はあるけれど f:id:mashley_slt:20180215004145j:image

 

一人前になるまでに時間がかかることや

不安定さもあると思うよ。

f:id:mashley_slt:20180215013513j:plain

ちなみに左官屋さんってなるのに10年かかるらしい…

 f:id:mashley_slt:20180215014615j:image

 

だって女子高生のなりたい職業一位が「公務員」

って言うぐらいの国だからね…

f:id:mashley_slt:20180214232446p:plain

中高生が思い描く将来についての意識調査2017

 

②職人に求められるものの変化

現代の職人には昔より

早く仕事を終わらせることが求められる!

f:id:mashley_slt:20180215013606j:plain

 

技術が発達し、大手メーカーなどは

家も工場での製造→現地組み立てが可能に!

f:id:mashley_slt:20180214235509j:plain

 

このことはメリットも大きく

コストダウンが可能になり、

寸法の狂いが少なくなり、

家を早く提供できることに繋がった!

f:id:mashley_slt:20180214235630j:plain

 

一方で、これはデメリットにも…

例えば、大手が安く早くできるとなれば

地元の工務店もそれにある程度合わせざるを得なくなる… 

f:id:mashley_slt:20180214235913j:plain

そこで大工さんに

「早く終わらせてね!」となる… 

そうなると自分の日々の仕事を終わらせるのに手一杯!

弟子なんて見れません!

f:id:mashley_slt:20180214235742j:plain

 

そして、機械や便利なものがあるので

十分な技術を習得しないまま独立するパターンも…

f:id:mashley_slt:20180215000017j:plain

他にもいろんな要因はあるけれど

そんなこんなで日本の家づくりの職人さんは減っています…

 

作るものが減れば人も減る…だけど…

 

嫁氏は前にも書いたけど、

新築が全てとは思っていない!

f:id:mashley_slt:20180215004118j:image

行き過ぎた新築至上主義はよくないと考えている。

 

 

1つの家をリペアしながら

長く大事に住むことが一番!

何よりご家庭のライフスタイルに

あった暮らしが一番!

f:id:mashley_slt:20180215000233j:plain

と思っています。

 

だから賃貸からリフォームや古民家リノベ、マンションなど

あらゆる選択肢が可能であるべきだし、

自分にあったものを優先順位をつけて選択すべきだと思う!

f:id:mashley_slt:20180215000315j:plain

そのために新築の数自体が減っていくのは

自然な流れでもあるのではないかとも。

f:id:mashley_slt:20180215000438j:plain

 

ただ、新築の需要が減っているという理由だけでなく、

職人になる人がいない」

「跡継ぎがいない」

という理由で伝統が無くなっていくのが残念なのだ!

f:id:mashley_slt:20180215000530j:plain

 

もちろん、技術の発達で

みんなが買いやすい価格で

狂いの少ないものを早く手に入られる

という環境を否定する気はない!

f:id:mashley_slt:20180215003724j:image

でも、MS家の手作業のタイル張りや

 f:id:mashley_slt:20180215004014j:image

 

場所によって模様が違う味がある塗り壁を見ると f:id:mashley_slt:20180215003920j:image

 

人が手で作ったものも暖かくていいのにな

思うのです… f:id:mashley_slt:20180215003941j:image

 

そしてそういうものが消えて行ってほしくないな

願うわけです。 f:id:mashley_slt:20180215003902j:image