北欧ミッドセンチュリーの家づくり

家具コンシェルジュ嫁氏の暮らしインテリア話

MENU

ニューヨークの街並みから暮らしを考える

もうすぐ引っ越しのMS家

 

ぼちぼち片付けをと思い

ガサガサしてたらこんなものが。 f:id:mashley_slt:20180131111245j:image

 

これはニューヨークメトロポリタン美術館のおみやげ。

f:id:mashley_slt:20180131115231j:plain

 

飛び出す絵本になってて

各セクションの説明が書いてある。

f:id:mashley_slt:20180131111312j:image

f:id:mashley_slt:20180131111328j:image

 f:id:mashley_slt:20180131183549j:image

 

懐かしくなったので思い出しながら

暮らしのことを考えてみよう。

 

 

 

 

 

憧れのあの地へ行った

 

何年も前ニューヨークに行きました。

f:id:mashley_slt:20180130232443j:plain

 

 

目的はナマのNYを見ること。

f:id:mashley_slt:20180130205119j:plain

 

嫁氏は家具と同じくらい映画が大好きだ。

 

NYって映画のロケ地としてものすごくよく使われています。

ホームアローン2』『華麗なるギャッツビー

f:id:mashley_slt:20180130205913j:plain

(プラザホテル)

 

ティファニーで朝食を

f:id:mashley_slt:20180130234455j:plain

(ティファニー)

 

マダガスカル』『ダイハード3

f:id:mashley_slt:20180130210024j:plain

(セントラルパーク)

 

めぐり逢えたら

f:id:mashley_slt:20180130210140j:plain

(エンパイアステートビルディング)

 

ゴーストバスターズ

f:id:mashley_slt:20180131122255j:plain

(ニューヨーク市立図書館)

 

サタデーナイトフィーバー』『アニーホール

f:id:mashley_slt:20180130211655j:plain

(ブルックリンブリッジ)

などなど挙げたらキリがない。

 

でも、有名どころを回るっていうより

ナマの空気感を味わいたかった!

f:id:mashley_slt:20180130232556j:plain

旅程はこんな感じ

1日目〜3日目 NY(ダウンタウン、チェルシー、イーストサイド)

3日目〜4日目 マイアミ

5日目 NY(ウェストサイド、タイムズスクエア、ブルックリン)

※マイアミについてはまた今度。

 

NYのすごいところ

 

食べ物とか

f:id:mashley_slt:20180130233216j:plain

(ロブスター)

 

f:id:mashley_slt:20180131115527j:plain

(シェイクシャック)

 

アートとか

f:id:mashley_slt:20180130205806j:plain

f:id:mashley_slt:20180131115634j:plain

 

全てが魅力的でしたが、

何より街のどこを撮っても

楽しかった!

f:id:mashley_slt:20180130234817j:plain

 

このときは一眼なんか持ってなくて

デジカメ旅行。

 

しかも今ほど写真に興味がなく

超ド下手(今もですが)

f:id:mashley_slt:20180131120354j:plain

 

でも、頑張って構えなくても絵になるんですよ!

 

たぶん、街のある種の統一感が

そうさせてるんだと思います。

 

①古いものと付き合う

NYの建物は多くが昔作られたふるーいもの。

f:id:mashley_slt:20180130234918j:plain

 

嫁が初日、泊まったのも

ホテルでなく古いアパート。

(今でいうAir B&Bみたいな感じです)

f:id:mashley_slt:20180130234709j:plain

 

f:id:mashley_slt:20180130234739j:plain

 

もちろん新しい建物もあります。

f:id:mashley_slt:20180131130642j:plain

 (新しいって言っても1940年代に建てられた国連本部)

 

だけど、できるだけ

古いものを手入れしてリノベして

ずーっと使っているものがほとんど。

 

例えば、ハイライン。

f:id:mashley_slt:20180130233425j:plain

 

ここは昔線路でした。 

f:id:mashley_slt:20180131120609j:plain

ハイライン - Wikipedia

 

でも使われなくなった線路を

取り壊すのでなく

再利用して

空中散歩できる公園へと変身!

f:id:mashley_slt:20180130233626j:plain

 

今では、緑もいっぱい!

f:id:mashley_slt:20180130234140j:plain

 

こんな素敵な景色を眺めながら、

f:id:mashley_slt:20180130233951j:plain散歩したり、くつろいだりできる素敵な場所に。

f:id:mashley_slt:20180130233728j:plain

 

建物だって、昔からリペアしながら

ずっと建っています。

f:id:mashley_slt:20180131120250j:plain

(google社)

 

映画のロケ地としてずーっと

愛されるのも古いものを残して

上手に活用しているからかなと思います。

2000年代に1950年代の映画を撮っても

f:id:mashley_slt:20180131132059j:plain

 (『愛についてのキンゼイレポート』に登場するグランドセントラル駅)

 

現代に現代のヒーローが

活躍する物語を撮っても

f:id:mashley_slt:20180130210503j:plain

(『スパイダーマン(サムライミ版)』に登場するフラットアイアン)

 

同じ場所。変わらない風景。

文化や流行は変わっても

古くていいものはずっと残る。

f:id:mashley_slt:20180131141216j:plain

 

だから、映画にも愛されるんだと思います。

 

新しいものを受け入れつつ、

古いものも時代に合わせながら残していく。

そんな中から統一感が

生まれて来るのかもしれません。

 

②区画整備

マンハッタンではあまり地下鉄を使わず

ほぼ徒歩で過ごしました。

f:id:mashley_slt:20180130234330j:plain

横が4km、縦が20kmしかないので

いける!と思ったのと

交通費節約のため…

 

実際は見るところが多すぎてクタクタ…

でも道に迷うことがほとんどなし。

f:id:mashley_slt:20180131142246j:plain

 

それは、街が区画整備され、

ストリート名が見やすく

わかりやすかったため。

f:id:mashley_slt:20180131144253j:plain

 

マンハッタンは19世紀になって

建物が増え、人口が増加。

 

そこで街がカオス状態になる前に

碁盤の目になるように

区画整備がされ現在のように。

f:id:mashley_slt:20180131141411j:plain

 (エンパイアステートビルディングからの夜景)

 

美しい建物でもボコボコと並んでいるより

規則正しく並ぶ方が

よりわかりやすく綺麗に見えます。

f:id:mashley_slt:20180131142411j:plain

 

こんなところからも統一感を感じました。

 

③緑が溢れる大都会

マンハッタンの人口は約164万人(2015年)。

超高層ビルの立ち並ぶ大都会です。

f:id:mashley_slt:20180131142557j:plain

 

でも、驚いたのが

あちこちに公園の多いこと! 

f:id:mashley_slt:20180131142110j:plain

 

面積約3.4㎢のセントラルパークはもちろん

f:id:mashley_slt:20180131142645j:plain

 

ちょっとしたスペースに公園があり

みんなそれぞれジョギングや

ピクニックを楽しんでいました。

f:id:mashley_slt:20180131141937j:plain

f:id:mashley_slt:20180131141700j:plain

 

↓ちょっと鳥のさえずりを

聞いてみましょう(クリックで再生)。

 

大きな都会と自然とがうまく調和し

人々が緑と触れ合う時間を

大事にしているのを感じます。

f:id:mashley_slt:20180131141556j:plain

嫁氏は都会に暮らしてはいませんが、

こういう時間って大切だと思います。

 

どんなに忙しくても

ランニングで自分と向き合う時間を持ち

散歩をしながら

子供に動物や季節の植物について教える。

f:id:mashley_slt:20180131141755j:plain

(セントラルパークのリス)

 

どんなに便利なものに囲まれても

物質的に豊かになっても

山や森、川、木々を見て

ホッとすることってありませんか?

f:id:mashley_slt:20180131142912j:plain

(アッパーイーストサイド)

 

ブレードランナー』みたいな

世界も行ってみたいですが、

f:id:mashley_slt:20180131143054j:plain

Burêdo rannâ (1982)

やっぱり自然のある風景って

ほっとするものです。

 

都会の中で自然とも生きよう

とするニューヨークに

ほっとする統一感も感じます。

f:id:mashley_slt:20180131143539j:plain

 

それぞれよさはあるけれど…

 

ニューヨークにはニューヨークの

日本には日本のよさがあります。

 

マンハッタンだってごちゃっと

したところはたくさん。

f:id:mashley_slt:20180131144033j:plain

 

でも古いものを大事にして

上手につきあい街並みが整備され

自然とも調和するNYの街並みには

やっぱり憧れがあります。

f:id:mashley_slt:20180131143932j:plain

 

家づくりって家の中や外観はいじれます。

でも、街並みはいじれません。

 

嫁氏は街並みまで自分好みにしようなどと

大それたことは思いません。

f:id:mashley_slt:20180131144501j:plain

 

街中に緑がもっと増え、人と自然が調和し

子供からお年寄りまで過ごしやすい街並み

になればいいなと願っております。

 

それにはまず、国家的問題である(嘘)

街に過剰に溢れる

のぼりや看板!

 

これなんとかならないですか

首相!

日本の美しい風景を大事にしたいのです!

f:id:mashley_slt:20180131181927j:plain

 

今は家づくり最優先だから当分先だけど

いつかまた行きたいなニューヨーク。

↓この喧騒嫌いじゃない(クリックで再生)